個別指導塾攻略法(1)→授業はおまけで自学の形をつくる


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今回は予告していた個別指導塾攻略法です。

その攻略法とは、個別指導塾では「授業を中心に学習を組み立てない」ことです。

個別指導塾は「学習時間が短いこと」が弱点と言われています。

たとえば、1回80分~90分を週1回受けていますと、月4回320分~360分です。だいたい6時間弱くらいですね。

集団授業ですと、1回2時間で週2~3回くらいありますから、1週間で6時間~9時間くらい勉強しています。

集団授業の1週間分くらいしか、個別指導では勉強しないことになります。

個別指導で週2回に増やしたとしても集団授業の2週間分程度です。

これは個別指導では1日に1つの席を3回転させて利益を最大限出すことから、そういうことになっています。

集団授業では1日に1つの教室で3回転も授業をするということはありませんから、授業時間は長くなっています。

このように、個別指導は回転率重視というビジネスモデルによって、学習時間が少なくなっています。

ですから、普通に考えれば、集団塾の生徒をテストで逆転することはほとんど起きないといってもいいでしょう。

逆転できるとすれば、集団塾の授業を受けているけれども、寝ていたり、授業を聞いていないような集団授業に参加できていない子達だけでしょう。

そのような子達が個別指導を選ぶ選択はありかもしれません。

しかし、個別指導塾の方が自分に合っていそうだからとか、スケジュールが合わない、途中から集団指導塾に参加するのはちょっと、みたいな理由で個別指導に流れてくる場合には注意が必要です。

前述のように、理論上、個別指導塾の授業を受けているだけでは、集団塾の生徒達に勝てないからです。勉強時間だけで圧倒的に不利になります。

このように「授業時間」ではかなり不利になるのが個別指導塾です。

しかし、それは「授業」を中心にみた場合です。

「授業」を中心に据えなければ、個別指導塾でも逆転の余地はまだ残されています。

間違っても、個別指導塾で「授業時間が少ない」といって「授業を増やす」ようなことはしてはいけません。そんなことをしたら、ますます集団塾の生徒に勝てなくなります。

集団塾の生徒と対等に争うためには、むしろその逆の発想が必要です。

個別指導塾の攻略法とは、つまり「授業をおまけ」として使うことです。

塾の環境を活用するということを主目的にするのがポイントです。

具体的には、「授業は週1」にしてしまうのです。

週1の生徒も週3の生徒でも、塾の環境を使う場合には差がないのです。

たとえば、週1の生徒でも、空いている席や自習室を使うことができます。また、自習していてわからないときに質問することができる個別指導塾がほとんどでしょう。勉強のアドバイスも、週1の生徒だってしてもらえるはずです。

ですから、自習日を決めましょう。週1回の授業の他に、週2回ぐらい自習する日を作ればいいんです。これは事前に決めておく方がいいでしょう。「行っても行かなくてもいい」となると、自習を継続することは難しいからです。

週1回の授業では、1人で勉強するのが厳しい科目を選択しましょう。他は極力自分で勉強します。テキストは、学校の教科書と学校のワークでいいです。進研ゼミなど取っていればそれを持ちこんでもいいですし、本屋さんで買って持ちこんでもいいです。

要するに、個別指導の攻略法とは、学習スペースの確保と質問対応をメインとして塾を位置付けることなんです。


このような個別指導塾の使い方で、なぜ集団授業の生徒達と対等にやりあえるのでしょうか。

 

それは授業に縛られていないからです。授業に縛られている時間は自分の勉強ができているかはわからないのです。また、集団授業は一斉に授業を行い、一律の宿題が出されますから無駄が出てくる可能性もあります。さらに、板書を写す手間もありますし、ウトウトして聞き逃すリスクもあります。

 

対して、授業を受けずに自分の勉強をしている場合には、自分の足りないところの練習したり、暗記したりと時間の使い方は自由自在です。自分に必要なことをやりさえすればいいんです。

 

そんな独学が簡単にできるのか。

 

いえいえ独学ではないのです。個別指導塾に通っているのです。週1回の授業しか受けていないかもしれませんけど、あと週2回自習で通っているのです。

 

その中で、塾の先生や塾長に相談しながら勉強すればいいのです。

 

もし、それで的確なアドバイスや指示がもらえないとしたら、それはその塾の学習塾としてのレベルが低いだけです。

 

自習のときなどにも具体的で的確な指示が出せないようでは、個別指導のカリキュラムなんて立てられるはずがないんです。マニュアルに沿ってダラダラとやっているだけです。

 

そういう個別指導塾の授業を週2回受けようが週3回受けようが結果は変わりません。

 

ところで、私が最近通っている歯医者の先生は1・2回通えば直してくれます。何回も通わされるところもありますけど、その先生は1回目で方針を立てて、2回目で終わりになります(1回で終わることもあります)。名医かどうかは、通院回数に比例するわけではないんですね。

 

塾の良し悪しもそれと一緒です。状況の把握と分析と今後の方針は通塾回数に関わらずできないと、それは学習塾として問題があると言えます。

 

個別の攻略法の話をしていたのでした。

 

週1回の授業で個別指導塾の環境を120%使いこなしてみて下さい。それで勉強に行き詰るとしたら、それはその個別指導塾自体が問題なのかもしれません。まぁ個別指導塾は腐るほどありますから、塾を転々としてもいいでしょう。

 

どちらにしろ、授業を中心に据えては、個別指導塾では不利になります。環境だけ求めて転々としても結果は変わらないはずです。よりよい学習環境とアドバイスをくれる個別指導塾を探せばいいのです。それに個別指導塾は年中、入会金無料などのキャンペーンやっていますからわりと転塾しやすいですよ。

 

続く