公立高校受験で余裕を持って受験すると、3年後の大学受験では追い込まれてしまうことも?!



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三者面談の時期ですね。中3生は帰宅が早く、かまなびに3時に来て長めの勉強をしています。

「公立高校は余裕持って受験するべきか」で悩む受験生は多いと思います。


私立公立高校では志望校を低めに余裕を持って受験するのもありです。

学校内で勉強できる方が贔屓(ひいき)してもらえるからです。特進クラスもありますね。特待生などの授業料などでも優遇される場合もあります。

しかし、公立高校は志望校を下げる場合には注意が必要です。

公立高校の場合、学校のレベルを下げてしまうと、教材やカリキュラム内容まで低くなってしまうのです。

「学校で上位に位置づけて気分よく勉強したい」

それは私立高校を選択する場合にしましょう。私は私立高校に関してはランクダウン受験を推奨しています。以前ブログでも書きました。

公立高校では、「第一志望は譲らない」つもりでいくべきです。「努力して合格したという成功体験の方が重要」だと思います。

「余裕を持って受験して、大学は指定校推薦という道もある」などという話は、高校3年間コツコツ勉強できるごく一部の人の話です。一般化できる話ではありません。つられないようにしましょう。

以前、こんな高校3年生が相談にきました。

地域のわりと入りやすい高校に楽して入学したY君。高校受験は無理せず入学したようです。

高校での3年間の成績は、テスト前に勉強すれば点を取れてしまうようで好成績をキープしていました。

多くの生徒が大学受験するような高校ではなかったのですが、Y君は「名の知れた大学に入りたい」となりました。高3の夏もろくに勉強せずに過ごしてきたのに、そんな目標を掲げて私の塾にやってきたのです。

体験授業で英語を見てみたのですが、中学校の英文法・高校初級の語彙力すら危うい状況です。大学受験まであと3~4か月というところでした。

これがいわゆる公立高校受験でレベルを下げた結果だと思うんです。「本人の認識では、オレはやればできる」と思っているので目標は結構高めです。

しかし、有名大学に受験したい、入りたいとなっても既にもう手遅れとなっていることがあります。おそらく学校で勉強している内容が一般受験に対応していなかったのでしょう。

Y君とそのご両親には、「申し訳ないけど一般受験では無理だ」ということを伝えました。この状態で現役で入れませんと。

その代わりに人気のない学部にしてAO入試や公募制などの受験制度を使って受験したらとアドバイス。それで特別に塾長自ら論文指導を行って合格したから良かったものの、そのときは内心ヒヤヒヤしていましたよ。一般受験になったら、どこにもひっかからなかったでしょうからね。

この経験からいっても、公立高校の受験で余裕をもって入学して高校3年間で好成績取っていたとしても進路の選択肢が広がっているわけではないので注意が必要です。むしろ、追い込まれないように先手を打っていく必要があります。

余裕をもって入学したなりに、AO入試や公募制入試などの受験制度について事前に調査したり、希望学部を早めにみつけオープンキャンパスに参加し関連する書籍を読み、面接でのアピールポイントになるような高校生活を送っておく必要があります。ある意味では受験勉強のような型があるわけではありませんから、かなりしっかりした子どもでないと難しい道かもしれません。

それを覚悟して、公立高校受験で楽な道を歩むのであれば構いませんけど、そうでなければ公立高校受験に関しては「第一志望は譲らない」覚悟で受験勉強してほしいと思います。3年後に進路選択で追い込まれないためにも、そう思います。