Glossostigma elatinoides
グロッソスティグマ
ゴマノハグサ科
原産地:オーストラリア・ニュージーランド
光量:強
水温:20~28℃
水質:弱酸性~弱アルカリ性 中硬水
二酸化炭素:要
水草を絨毯のように敷き詰めたいなら丈夫で成長の速いグロッソスティグマがお勧めです。
ただししっかり根が張るまでは、底砂をいじる魚は入れない方が無難でしょう。掘り起こされてしまいます。
また、栄養分が不足しがちなので、底床には固形の栄養剤を足した方がよく育ちます。
光が足りないと上の方に伸びてしまいます。横に這わせたい場合は根付いたころを見計らって葉を切り落とします。植えてから1か月程度が目安でしょうか。
Riccia fluitans
リシア 和名:カヅノゴケ ウキゴケ
原産地:世界各地
光量:強
水温:18~28℃
水質:弱酸性~弱アルカリ性 中硬水
二酸化炭素:要
ウキゴケの名のとおり、沈水性ではないので、アクアリウムでのレイアウトの場合、流木や小石にしっかりと縛る必要があります。
ケチケチしないで多めに巻きます。
光合成をした後の気泡はとても美しいのですが、放っておくとどんどん増えて、ちぎれて浮き上がってしまいます。
また、強光量と二酸化炭素添加が必要なので、設備投資できないと、気泡の発生は難しいかもしれません。
Anubias barteri Schott var. nana (Engl.) Crusio
サトイモ科 アヌビアス・ナナ
原産地:西アフリカ
光量:中
水温:22~28℃
水質:弱酸性~弱アルカリ性 中硬水
二酸化炭素:不要
アクアリウムあるいはテラリウムなどでも使用される丈夫な水草です。葉の長径は3~5㎝程度。流木や岩に巻き付けておくと根が伸びてきて活着させることができます。
陰性水草と呼ばれる弱光でも育成可能な水草ですが、その分生長が遅いのでコケに覆われやすいです。黒くなってしまった葉は、一度取り出して木酢液を薄めたものを塗ったり、あるいは付け根から切ってしまいます。
茎も伸びるので株分けも容易です。また茎を切った後は園芸用の成長促進剤を塗ると回復が早いです。初心者にオススメです。
教室には90㎝の水槽が展示してあります。
5/4にリニューアルしました。
教室の水槽が目指すところは「水景の長期維持」です。
一昔前までは、器具も少なかったり、情報も少なかったので、お祭りで掬った(救った?)金魚などは金魚鉢、エアポンプだけつけておくのが当たり前?だった気がします。
また、そのような水槽に水草を入れても、枯れてしまったり、あるいはガラス面がコケにおおわれてしまうことが多かった…
水草を生き生きと生長させ、美しさを保つためには、「水槽の中で生態系を成立させなければいけない」と、ADA(アクアデザインアマノ)創業者の故、天野尚氏(2015年没)に教わりました。
生態系とは生産者、消費者、分解者の関係のことをいいます。地球上ではこの関係がしっかり保たれているので、生産者→消費者→分解者→生産者といった物質の循環が出来上がっています。水槽の中では生産者である水草、消費者である魚、分解者である微生物の関係です。この三者のバランスがとれていれば、極端な話水を入れ替えなくても水がきれいに保たれる仕組みです。
ネイチャーアクアリウムは水槽の中にこの関係を作り、生き物本来の生きる力を引き出して維持するアクアリウムです。
まだまだ試行錯誤の段階ですが、子どもたちが生態系や環境に興味をもつきっかけになればよいですね
水槽データ
水槽 90㎝
ろ過器 底面ろ過
底床 プラチナソイル パウダー
照明 グランドソーラーⅠ メタルハライドランプ 蛍光灯 7時間
水温 25℃
二酸化炭素 添加
水槽が設置されて2年が経ち、中の土を入れ替える時期がきました。
それにともない水草などをパワーアップしてリニューアルしました。
かまなび水族館新入会生のご紹介です。
ブラックゴースト君です。オバケのような浮遊系の泳ぎ方です。これは妖怪のせいなのね。
また、しっぽが白色なので「水の中のパンダ」と言えるかもしれません。
今日の朝のテレビで水族館で人気の魚が特集されていました。
なんとかまなびの水槽にいる魚でした。
トランスルーセントグラスキャットです。
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モーニングバードでやってました。