かまなびが脱授業スタイルをとるのは、量をこなし体験を積むことで帰納法的に理解する子どもが多いから


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塾で相談を受けるのですが勉強の方法やアドバイスをください!というもの

 

解くコツやテクニックを塾で教えてほしいというわけなんです。

 

当たり前のリクエストですけど、そういう「公式や法則」を教えて、それを上手にあてはめて柔軟に使いこなせる子どもはかなり少数だと感じてます。

 

体感では、法則を教えた後に、さまざまな問題や課題にあてはめてバンバン解いていける子は1割くらいではないか感じています。

 

もちろん、算数の計算方法のルールや数学の計算ルールなどのレベルであれば柔軟に使いこなせる子どもは多いです。

 

そうではなくて、何を聞かれているのか、出題の意図を読み取らないといけないような「あてはめが難しい」タイプの出題を解くようなケースのときです。抽象度が極端に低い場合とでもいうのでしょうか、問題をぱっと見ただけでは解法パターンが何なのか、何を問われているのかわからないようなケース。算数や数学だったら文章問題などです。図形だったら補助線が必要だったり。具体的な事例が山ほどあって、それらを解くような法則や公式はあるにはあるのですが、問題の事情によってどの公式や法則を使ったらいいか悩ませるような問題です。

 

国語の文章読解は特にその傾向が強いですね。算数や数学のように+や-などのわかりやすい記号は出てこないですし、星の数ほど文章があるので、一見するとどう読んで解いたらよいかわからないからです。かまなびでも、小学生の保護者さんから、国語の相談を受けることが多いです。

 

巷には、⚫︎⚫︎先生の論理国語など、算数や数学的に解いていけるような読み方、解き方の参考書や問題集があるにはあります。

 

保護者さんは、それらを読んだところとてもわかりやすいので、うちの子にもやってみたらどうだろうと考えます。

ところが、家でそれをやってはみたんだが親子だからかうまくいかないと言うのです。

 

この「大人からみてわかりやすい」というのが非常に厄介なんですね。

 

大人は読書など文章や活字を読んできた体験が子どもより圧倒的に多いです。ですので、体験をたくさん積んできているから、そういった法則が「事後的によくわかるようになっている」ということも加味しないといけないんです。

 

 

塾の現場でも、たくさんの体験や経験を積むことで、事後的に理解する子どもの方が圧倒的に多いという感じています。体験を多く積んだ大人からみてわかりやすい法則を、体験が少ないままの子どもが理解し活用できるのかというと、疑問が残ります。

 

法則や公式を教えるだけで、バンバンあてはめて自在に使いこなすケースは稀です。たくさん問題を解き体験を積むことで、ようやくその法則や公式を本当に理解できるようになります。こういう理解を帰納法的理解とでも言うのでしょうか。

  

ですから、法則を最初にわかりやすく教えることより「体験をたくさん積ませること」の方が大事だと思います。

 

体験をたくさん積ませ、自らその法則に辿り着くようにアシストする方に力をかける(帰納法的理解)。

 

かまなびではとにかく量をこなすことが非常に大事だと思っています。そして量をこなすためには授業は邪魔になりますから、かまなびの学習では授業がありません。自分でどうしてそういう法則になっているのかわかるくらいの量をこなした方が確実にわかってもらえるからです。

 

特に学校の一斉授業や、集団塾でついていけなくて脱落しているような子ほど、量をこなしながら自分で理解するルートを辿らせ、確実にわかってできる状態にもっていくことが必要です。このやり方は学習者のレベルを問わないやり方になるので、ほぼ全員に有効な方法になります。勉強ができないと思っている子は、量をこなし体験を積むように意識してみましょう。

 


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