千葉県公立高校入試英語対策教材が完成しました

　9月になりました。

 

　今年はコロナウイルスの影響もあり、いつもとは違う塾屋の活動が多くなってきています。例年だったら、もっとブログ更新している時期なのですが、今年は通塾しなくても効果の出やすい教材作りの方に力を入れています。そしてようやく英語の高校入試対策シリーズができあがりました。

 

　千葉県公立高校入試レベルの英語をトレーニングしたいと考えると、それにピッタリの教材というのがありません。

　

　そもそも塾用教材は「授業を売ること」がベースになるので、どうしても英文法重視となりがちです。市販教材も冊子にまとめやすい「英文法」問題ばかり得点力を上げるための工夫のないものが多いです。

 

　単語集ではどうか。これも、原形で載っているものが多いですけど、実際は過去形や複数形の形で長文に出てくることが多く、試験の現場とは違った形での単語集ばかり。千葉県の受験生の場合、資料絡みで出てくる英単語も覚えておいた方がいいんですね。「数値が増えている」とか、「減少している」とか。つまり、入試に即した英単語をそのまま暗記していった方が効率がいいんです。

 

　また、長文問題の教材もありますが、いきなり試合に出るようなトレーニングものが多いです。それなりになんとなく解けることも多いでしょう。英検を受けたことがある人もいるかもしれませんが、長文問題ってあまり読めなくても選択問題などは解けるんですよね。解けているからいいやとなってしまっていると、過去問演習や入試本番で点数が伸びなくなります。練習段階でラッキー正解してるだけだからです。本当は１文１文をしっかり訳す練習から始めた方がいいんですね。遠回りのようですけど、結果的にそれが近道になります。しかしそういった入試レベルの１文を練習する教材がないんです。

 

　そういう疑問を持ちながら、千葉県の入試問題を分析し教材を作り、生徒達に使いながら試行錯誤して10年以上が経ち、コロナの影響もあって、自宅でもできる形に更新してダウンロード版を作りました。単語～英文法～長文読解～リスニングまで幅広く対応できる教材です。かまなび生が使っている状態で自宅で学習できます。これを一通りやってから、Vもぎの過去問→模擬試験→千葉県の過去問とやっていけばかなり力がつくと思います。

 

　作ってみての感想は、英語学習のために塾に通う必要ってほとんどないということです。とくに短期間の指導経験しかないようなアルバイト大学生が、塾用の教材を使って順番に教えていくような授業は無価値になりつつあります。必要なトレーニングを反復していき、過去問レベルまで引き上げるためには塾の授業は必ずしも必要ではないのです。それをかまなびでは証明していこうと思っています。

 

【千葉県公立高校入試】英語の平均点が下がる場合の傾向とその対策をまとめてみた