千葉県公立入試の「前期後期制」は無謀な受検に利用されている?!


先日、総進図書主催の高校入試の結果報告会が行われました。

 

そこで聞いた興味深い話を少々。

 

千葉県の公立高校入試の制度である「前期後期制」に関しては、以前から書いてますけど「しばらくは前期後期制」で変わらないだろうという話でした。

 

変えるには、そのための話し合いをかなりやらないといけないのですけど、年に2回ほどしか開かれていないという状態で、それだけの話し合いでは当分変わらない。少なくとも現中2生までは変わらないだろうということでした。

 

それはさておき、その前期後期制なんですけど、2回受けることができるということで、前期入試で無謀な受検をする人が結構いるのだと総進図書の担当の方が言っていました。

もはやほぼ合格は不可能な成績で前期選抜を受検するというのです。

 

2回チャンスがあるということで、1回目の受検を無駄に受検してしまうのだとか。

 

なるほど、そういう無謀受検をするには2回入試がないとできませんね。

 

高校側が、集めたい生徒(期待する生徒)を、中学校での活動を「総合的評価」するために設けられた前期選抜ですが、

 

無謀受検するために前期選抜制度が利用されているという現状。

 

うちの塾でも、前期を自分の実力以上のところを受検して、後期を安全圏にすると話している子はいます。2回受検できるから、このままでいいと言うのです。

 

やっぱり2回チャンスがあると、子どもたちはそのような選択をするのかもしれません。でも後期受検しないつもりの高校を前期で受けるのってよくないですよ。

 

だって、それだと受検勉強本気になれませんから。

 

かまなびの基本スタンスは「後期で受ける高校を前期でも受検する」ことです。この辺りの話を今度かまなびで行われる受験生対象の説明会で話そうと思っています。


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