2017年度 千葉県公立高校入試 理科出題予想④化学


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これまでの「2017年度 千葉県公立高校入試 理科出題予想①物理」「2017年度公立高校入試 理科出題予想②生物」「2017年度公立高校入試 理科出題予想③地学」に続いて、今回は化学の予想をしてみます。

 

化学は、他の3領域と違って「横断型(学年をまたいだ)」の出題になりやすいです。

 

 そこで学年ごとの出題予想ではなくて、化学全体からどの辺りが出題の中心になりそうかを予想してみます。

【化学 2017出題予想】

◎酸化銀の分解

〇水溶液とイオン(3年教科書P146~P159、2年化学の水の電気分解と併せて注意)

▲化学変化と熱の出入り

△密度

ここ2年で1年生の化学範囲が中心に出題されています。だから今年は他の学年が中心になるだろうと考えました。

 

また、3年生化学の中心範囲である「化学電池」や「中和」もここ5年間でよく出ています。

 

そうすると、残るのは2年生の化学です。

 

その中でも本命は「酸化銀の分解」です。中学2年生の教科書の最初の単元です。

 

ここ最近の出題では「炭酸水素ナトリウムの熱分解」が平成26年の後期で出ましたが、「酸化銀の分解」が最近出ていません。平成7年、平成15年、平成19年と過去によく出されていた単元だけに注意しておいてください。中学2年生の旧教科書P10~P13に実験などが載っています。1年生範囲とは、「金属の性質」「発生した気体の性質」でコラボされる可能性もあるので注意しましょう。

 

 

 

次に注目したいのが「化学変化とイオン」です。

 

「電解質と非電解質」「塩酸の電気分解」「塩化銅水溶液の電気分解」など重要箇所が多いです。2012年以前は結構出題されていたんですけど、イオンの範囲では「化学電池」と「中和」ばかりが最近出題されていたので最近はあまり出ていません。

 

また2年生の「水の電気分解」とも絡めても出題できるので怪しい感じがします。実際に平成13年(2001年)では「水の電気分解の実験手順」「電解質」などと1年生の「気体の性質」を絡めた横断型の出題がされています。

 

 

 

次に気になる範囲は「化学変化と熱の出入り」です。2年生の化学では1章分のボリュームがあるのにも関わらず、まだメインでの出題がありません。そろそろ出てくるのではないでしょうか。

 

教科書では「酸化カルシウムに水を加える実験」「かいろの成分を使って熱が発生する実験」「アンモニアの発生で熱を吸収する実験」が扱われています。2年生の旧教科書だと、P66~P71です。熟読して出題に備えておいて下さい。

 

 

最後に1年生の化学の範囲から「密度」を挙げておきます。

の化学では、「気体の性質」「状態変化」「溶解度」など最近出されてますから、残るのは「密度」じゃないでしょうか。平成24年(2012年)以前はコンスタントに出されていましたからそろそろきそうです。注意しておきましょう。

2017年度 千葉県公立高校入試 理科出題予想①物理

2017年度 千葉県公立高校入試 理科出題予想②生物

2017年度 千葉県公立高校入試 理科出題予想③地学

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