勉強法にすがりたい衝動


スポンサーリンク

先日、生徒からここに書いてあること読んだら納得したとあるサイトを教えてもらいました。

よく読んでみると、いろんな勉強法のことが書いてあるので、生徒が読んで納得することも多いと思います。

 

ただ、こういう手法の商法があるのも事実ですよね。自己啓発的な内容のものが大好きな人たちが多いですから、こういう商売が成り立つのでしょう。

 

上の文章も「高校→夢」と置き換えると、自己啓発感満載です。

 

「その夢は無理だよ。夢を変えなよ。」と言われたらどうしますか?・・・簡単に諦めてしまいますか。あきらめるのは、このサイトを最後まで読んでからにしませんか。

 

「夢 諦めない マニュアル 特別価格」で検索したら、同じように出てくる出てくる。

たとえばこんなの

 

 

 

株の投資でもこんなのもあります。→5日株投資法

 

 

持論を展開し、最終的にマニュアルを売ってあげるから買ってねと。使った人からの感想はコチラみたいな。テレビの通信販売のようなこの商法自体が既にパターン化されていますね。

 

 

 

こんな商法をやっている人達のマニュアルがどこまで通用するのか。そこに疑問を抱かざるを得ません。

 

 

 

 話を勉強法に戻しますが、勉強法に問題がある生徒は多いのは事実でしょう。

 

「こうした方がいいよ」とアドバイスしても頑固だったりして、行動を変えることができない。

 

でも、その勉強法にすがろうとする傾向こそが問題だという場合もありますね。

 

勉強法なんて腐るほどあるんですよ。あぁ勉強法を変えたのに成績が上がらない。他にいい勉強法ないかな。なんかこの勉強法よさそう。と勉強法を転々として、自分の勉強のスタイルがなかなか決まらない。

 

志望校選びでもそうです。あっちがいいかな、こっちがいいかなといつまでも決めかねている。貴重な土日を、行くかも、行けるかもわからないような学校の見学で潰してしまう。2年生とか3年生の早い時期ならわかりますけど、これを秋以降になってもやっている。はっきり言いますけど、そんな理想の高校なんかは見つかるはずがないんです。

 

普通科なんですから。「普通」なんですよ。どうしても通いたくなるような学校で、しかも努力を極力しなくて入れるようなところがあるなら教えて欲しいです。

 

 

勉強法の話に戻ります。

 

結局のところ、目の前の勉強をしていけばいいんですよ。余計なこと考えずに。それで失敗したら、自分でやり方見直して。その繰り返しじゃないですか。

 

以前イチローのインタビューで印象的で覚えているのが、「失敗してやっとたどり着いたやり方は遠回りだったけど結果的に良かった。」といっていたことです。

 

うまいやり方は探せばいくらでもあったけど、自分で考えてやってみて失敗して、修正して。結果は同じなんだけど見えているものが違うというようなことをイチローは言うんです。

 

勉強も似たようなところがあると思いますよ。逆転合格の方法とか、検索すれば腐るほど出てきますけど、そういうのに完全に乗っかってしまうのではなくて、自分で試行錯誤してやってみる方が大事だと思います。

 

成績が伸び悩んでいると勉強法にすがりたい気持ちもわかります。でも、本当に勉強法の問題なのか。そもそも勉強量は足りているのかなど、もう一度自分に問い直してほしいと思いますね。

 

 

 

ところで、自己啓発の類の読みものって大事なところが抜け落ちていますよね。

 

「人生に正解などない」ということです。

 

たとえ人に勧められたやり方で、社会的な成功を収めても、自分の中で納得がいかなければ仕方がないわけで。

 

自己啓発本の類に通じるのが「お前が欲しいのはどうせ金だろ」「社会的な地位や名誉」そういう種類の成功です。だから、そういうのが欲しいと思う人は、そういう生き方が正解だと思っている。

 

例えば、音楽やっている人で「売れる音楽」を作る人もいますけど、「自分が聞きたい音楽」を作る人もいます。どちらが正解とかないんですよ。どちらも楽しくやっているならいいじゃないですか。

まとめ:受験の自己啓発は「ドラゴン桜」くらいにしておけ!

スポンサーリンク