僕らに人権作文を書かせるのは、その後だ。


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人権作文というものを中学生たちは書かされています。夏休みの宿題なんです。

 

法務省のHPには、人権作文の本数が過去最高と書かれていましたけど、それだけ強制的に書かされているんですけどね。書かないという自由は制限されている人権作文です。

 

子どもが人権作文書かされていますけど、本来であれば大人が書いた方がいいかもしれませんよね。

 

子どもが書く人権作文では、いじめに関してのものが多いようです。

 

いじめは大人の世界でもよくききますよね。

 

職場では、セクハラ、パワハラなど。恋人や家族では、DVなど。エスカレートすると、殺人事件など。大人が絡む人権侵害もほんと多いです。

 

また子どもが書く人権作文では、戦争に関してのものも多いですね。

 

これに関しては、現政権は戦争に参加できる準備を進めています。いったいどうなってるんでしょうか。

 

子どもに人権を考えさせておきながら、人権侵害だらけの社会です。だからこそ書かせるのかもしれませんけれど。

 

こういう時代に子ども達はどう人権作文を書けばいいのでしょうか。みんな人権侵害してるじゃないか。と言われたらどうしましょう。僕なんか絶句してしまいそうです。

 

近いうちに、こんな人権作文書く子どもが出てくるかもしれませんよ。いや、もう書いている子どもは多いかもしれない。

 

 

 

「人権作文を僕は今書かされている。このこと1つとっても僕の人権を侵害しているように思えてしまう。とはいえ、人権作文を書くことになってはじめて「人権って何だろう」と考えることになるので、良い機会だと考えて筆を執った。

 子どもが書く人権作文には「いじめ」に関するものが多い。身近な問題だからだろう。でも考えてみてほしい。大人たちだって人権侵害しているじゃないか。職場ではセクハラ、パワハラ。家庭ではDV。ひどいときは殺人までしてしまう。地域では不審者情報もしょっちゅう出ている。僕ら子どもは、学校を出ればいじめられる存在なのだ。

 世界では戦争や紛争が続いている。またその難民たちを差別したり、他の民族を差別する人が、政治のリーダーになるという現象も世界中で起きている。それだけ「いじめ」を支持する人たちが世界にはたくさんいるということじゃないか。日本だって例外ではない。人権を守ってきた憲法を変えようという動きがあって、先日の選挙でいよいよ憲法改正できるだけの支持を集めたらしい。

 もしかすると、僕らが生きていく時代というのは積極的に人権侵害がされていく時代なのかもしれない。自分を守るためなら、他人の人権を侵害しても許されるという時代だ。

 そう考えると、僕らの学校で行われているいじめだって、もしかしたら自分の人権を守るために行われているのかもしれないよ。大人たちこそ人権について考えて欲しい。どうしたら「いじめ」や「戦争」がなくなるのか。まずは見本をみせて欲しい。僕らに人権作文を書かせるのは、その後だ。」

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