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先日の新聞記事で「認知特性」に関する記事が紹介されていました。
認知特性とは、物事を理解したり、記憶したりするする方法のことをいいます。
これには、以下の3つあります。
①言語優位・・・文字や文を読み、頭の中で映像化して考えるのが得意
②視覚優位・・・見たものをカメラのように記憶するのが得意
③聴覚優位・・・言葉などを音声として取り入れるのが得意
英単語・漢字などを暗記するときになかなか覚えられない子がいますね。そういう子に聞くと、「文字を図形として記憶している」と言うケースが多いです。音や意味で漢字や単語などがなかなか覚えられないので、人より苦労しているみたいなんです。
このケースですと、②の視覚優位の子なのだろうということになります。
つまりですね、「頭が良い」とされている子達は、学校の授業が自分の認知特性に合っているからということは言えるかもしれません。
授業を耳で聞いてイメージできる(聴覚優位)、教科書を読んでイメージして理解できる(言語優位)の比重が高ければ、学校の勉強は苦労しない場合が多いのかもしれません。
視覚優位で物事を理解したり記憶する子は、映像で理解しなければいけなくなりますから大変です。一瞬で覚えられるほどその能力が抜けていればいいかもしれませんが、①言語優位、③聴覚優位の能力が極端に低い場合にはかなり苦労するのではないでしょうか。案外、学校で評価されないような、勉強できない子というのは、そういうケースなのかもしれません。
最近では、動画・ゲーム・テレビなど視覚優位のものが町にあふれています。わりと、視覚だけで楽しく暮らしていけます。そういうところも影響が出ているのかな。
ともあれそうした、認知特性に基づいた学習法も取り入れて勉強していく学習効果が出やすいということはありそうです。この認知特性については、今後調べてみて、かまなびの生徒達にも取り入れていきたいと考えています。
次のような認知特性を調べるテストもあるようです。
●「フランシスコ・ザビエル」と聞いたとき、何を思い浮かべますか?
A 「フランシスコ・ザビエル」という文字
B 何となく「フランシスコ・ザビエル」のようなぼやけた人物像
C 教科書に載っていた「フランシスコ・ザビエル」の写真
D おもしろい、あるいは言いづらそうな名前(響き)だな~と思った
『本田真美「頭のよさ」テスト~認知特性からみた6つのパターン~』より
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