勉強する順番を変えてみる


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3期制の学校では中間テストが近づいてきています。


2学期に入るとだんだんと勉強する内容が難しくなってきます。


そうすると、ぱっと見の難しさで全て手をつけない人がいますね。前から順番にやらないと気が済まないというタイプはよく陥りがちです。スタートでつまづくと全部つまづいて、苦手嫌いとなってしまう。


苦手な科目はやる順番を変えてみる。


とりあえず、単純にあてはめてできるものをやってみる。


たとえば中学2年生の数学だと、関数が試験範囲だと思います。


そうすると、まずは関数がなんたるかを身近な事例で説明するところからはじまるのだけれど、これがなかなかわからない。続いて変化の割合に入りますけど、?となっていく。そうして気づいたらもう授業についていけなくなってしまうようです。


先日も数学の苦手な中学生が「数学オワタ」といっていまして学校の授業も聞いていないとのこと。


だったらと、グラフに点を打って線を引いて、線の式を求めてと何だかわからないけどやってみたら意外とできてしまう。関数とはなんだかわからないし変化の割合もわからないけど、まぁそれはいいだろうと、とりあえず置いておく。


そしたら、学校のワークもできるようになって、「これまで飛ばしていたところも、やっぱりやりたい」と言い出しました。


そうして関数の最初に戻ってみると、不思議なんですけど、最初に読んだときよりわかるようになっている。そういうことってあると思います。


まずアンテナを立てましょう。アンテナが立ってくると、そのアンテナにひっかかることが少しずつ増えてきます。


わかるところだけやって少しずつアンテナを立てていけばいいんです。アンテナが少しでも立ってくれば、次第にそのアンテナにひっかかる情報が連鎖してきます。



ニュースなどテレビをつけっぱなしにしているとわかりますけど、耳に入ってくる音は自分が知っていることだけです。


つまり自分の知識のアンテナにひっかかってくるものだけしか聞こえてきません。知らないことはただの雑音で頭には入ってきません。


そういうもんなんだと思います。まずやれそうなところからやってみる。


「カリキュラム通りにやらなくてもいいんだよ」と、勉強を苦手としている生徒には伝えていきたいと思ってます。