高校合格後の3月の話。


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高校受験終えた中3生が先月まで通っていたので、入学までの話をいろいろと聞く機会がありました。今までの雇われ塾長時代は、合格後に何度も塾に来て勉強するということはあまりなかったので、合格後の話を多く聞くということはあまりありませんでした。


興味深かったことが2つありました。


まず、入るときの高校難易度と、入学前に高校から出される課題の難易度は必ずしも比例するわけではないということです。


大学受験を意識している高校であれば、それなりの課題を出してきます。高校の内容も課題に入っているので予習が必要になってきます。


例えばA高校とB高校で偏差値のランクではAの方が高くても、入学前の課題は中学内容のみということもあります。


教材面でも逆転現象もありました。配布されている教材も偏差値ランクではB高校の方が下ですけれど数学の補助教材も配られていたり。


それでA高校のカリキュラムを見てみると、どうやら理系への進学には力を入れていないようだということもわかってきます。


そう考えると、将来の進路が大学進学という場合には、高校選びはカリキュラムをチェックしたり、合格実績をチェックしたりしておいた方がよさそうです。そうでないと予備校に通って別に勉強しないといけませんからね。


次に興味深かったのが、私立への進学の場合に、特進クラスへのお誘いが3月下旬頃にくることがあることです。


特進を受験して、スライドで普通クラスに合格になっていたとしても、公立入試の終わった3月にクラス分けテストがあってそこで敗者復活戦が行われるみたいなんです。


要するに、特進クラスの合格者が公立高校へ進学してしまうので、そこに空きが出るので成績の良い普通クラスの生徒に声をかけるというわけです。このように私立入試終了後もおまけがついてくるので、合格した後でも気は抜けませんね。

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