山田暢彦『中学英語を「もう一度」ひとつひとつわかりやすく』学研


中学英文法を受験まで使える1冊が欲しいですよね。


塾教材だと学年ごとに区切られていて3冊必要になることが多いです。


その方が教材屋は、たくさん売れるのでうれしいのでしょうけど、使う方からすると何年生で習うとかどうでもいいんですよね。


英語は学年関係なく勉強したいはずです。


例えば英検受けたりするときは学年関係なく勉強するでしょう。受験でも、わからなくなるたびに3冊の中から探すのは煩わしいでしょう。


そしてできれば、予習・復習を1人でも勉強できるようなものがいいですね。


これに応えてくれるのが山田暢彦さん監修の『中学英語を「もう一度」ひとつひとつわかりやすく』(学研)です。

ゆるい絵がついていて、これでもかというほど丁寧に解説してくれるのがこのシリーズです。中1~中3までの別冊売りは書店でも目にするのですが、これら3冊を1冊にまとめてくれました。

この本の良いところは、「単語がわからなくても文法問題が解ける」ように配慮されているところです。


英作のときなど、赤で単語のヒントが載っています。これならストレスなく勉強ができます。単語を覚えている人は、赤シートや赤の下敷きで隠すこともできますよ(本書には赤シートはついていません。)。

勉強の終わったところは、仕上げに音読用のCDがついていますから、発音・リスニングの練習にもなりますね。


値段は内容が濃いのでお高めの2300円(税別)です。でも、塾の授業をお金出して買うならこれでいいと思います。定期テスト対策には、『教科書ガイド』買いまして、学校で配布される英語のワークをすれば完璧でしょう。単語の暗記には、スマホの無料アプリ『zuknow』で完璧です。もはや進研ゼミすら不要でしょうね。