技術は進歩したけれど


 塾に来たこと、塾から帰ったことを知らせるシステムを導入している塾が増えています。

 

 塾に来てカードをかざすと保護者に連絡が届くシステムです。

 

 これは、安全に通塾していることを保護者に知らせる為に広まりました。

 

 しかし、これはよく考えてみるとおかしいですよね。

 

 塾は回転率をよくしたいので夜遅くからの授業も設定しています。

 

 つまり、自ら夜遅く子どもを呼び出しておいて、通知システムを導入してるので安心だよというのです。


 ところで、携帯電話が普及するようになって、子どもの帰宅時間が遅くなったといいます。すぐに連絡が取れるから安心という意識が広まったようで、保護者もあまりうるさく言わなくなった。

 

 しかし、本人になりすまして、ラインやメールのメッセージをだすことだってできるようにもなっています。ですから、連絡が取れているので安心かといえば、そうとも言えません。

 

 私たちは機械に頼りすぎた生活をしているせいか危険を察知する能力など、本来もっていた能力が衰えてきているのかもしれません。携帯電話がないと不安にはなりますけど、夜には不安を感じなくなるというおかしなことになってきていませんか。

 

 通塾は学校があるのでどうしても夜になってしまいます。


 ただ、「学校が休みの日」や「早く来れる日」には、できるだけ早い時間に塾に来て勉強ができるはずです。

 

 特に12月は学期の終わりですから学校が早く終わりますね。


 こういう日まで夜型にして、あえて危険にする必要はありませんよね。

 

 かまなびでは、早く来れる生徒は早く来て勉強して早く帰宅するようにしています。

 

 授業中心の塾ではないので、学習時間も柔軟に対応できるのが強みです。