奇跡のりんご


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先日、『奇跡のリンゴ』という映画を借りて見ました。当時、不可能とされていた「無農薬でリンゴを栽培した」木村さんの物語です。

見終えた後に、「NHKのプロフェッショナル仕事の流儀」のHPを見たのですが、以下のようなことが書かれていました。

育てない手助けするだけ

化学的に合成された農薬や肥料を一切使わない木村のりんごづくり。不可能と言われた栽培を可能にした秘密は、畑にある。
木村の畑では、あえて雑草を伸び放題にしている。畑をできるだけ自然の状態に近づけることで、そこに豊かな生態系が生まれる。害虫を食べる益虫も繁殖することで、害虫の被害は大きくならない。さらに、葉の表面にもさまざまな菌が生息することで、病気の発生も抑えられる。
木村がやることは、人工的にりんごを育てるのではなく、りんごが本来持っている生命力を引き出し、育ちやすい環境を整えることだ。害虫の卵が増えすぎたと見れば手で取り、病気のまん延を防ぐためには酢を散布する。すべては、徹底した自然観察から生まれた木村の流儀だ。
「私の栽培は目が農薬であり、肥料なんです」


この文章を読んで、子どもの勉強にもあてはまるなぁと思いました。


というわけで、かまなびバージョンで書きかえてみました。

教えない手助けするだけ

 授業中心に進めないかまなびの学習スタイル。「塾の授業を受けないと成績が上がらない」と言われながらも成績アップを可能にした秘密は、その学習環境にある。


  かまなびでは、一般的な塾のように科目で区切って授業を受けさせるのではなく、生徒がやりたい科目を中心に学習している。子どもをできるだけ自然の状態に近づけることで、そこに豊かな学習意欲が生まれる。仮眠室を設けることで、睡魔の被害は大きくならない。さらに、学校での学習を中心に据えることで、「学校の宿題が終わらない病」「学校の学習がわからない病」の発生も抑えられる。


 かまなびがやることは、人工的に子どもを育てるのではなく、子どもが本来持っている学習能力を引き出し、学びやすい環境を整えることだ。学校の宿題の進捗状況が遅すぎたと見れば自宅学習の指示を細かく出し、やる気が出ない病のまん延を防ぐためには「みんなで取り組む」というゲーム性を取り入れる。すべては、徹底した子ども観察と試験分析から生まれたかまなびの流儀だ。


「かまなびは子どもの観察が薬であり、教材が肥料なんです」

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