今回もまた「ひっかけ問題」のパターンです。

今回は「そもそも系リスニング」です。

そもそも系リスニングは、対話の聞き取りで出てきます。しかも、前期入試３や、後期入試の№3～№5の中の対話文でよく出現します。

そもそも系リスニングは、対話の中の細かな部分を聞いてきません。

２人が話している内容は問われないで、「彼らは（そもそも）どこで話していますか」みたいなタイプのリスニングです。

「ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ。今「ねえ」って何回言った？」というタイプのリスニングです。

意識を他へ向けさせて、そもそもの質問を出すひっかけ手法です。

したがって、細かい部分に注意が行き過ぎないように注意して下さい。

例えば24年後期入試１No. 3

May I come in?

Sure. Oh, hello, Emily. How are you today?

I have been sick since this morning, Doctor Brown.

I practiced soccer yesterday.

Well.... It was rainy yesterday.

You may have a cold.

You'll feel better if you eat and sleep well.

Please come and see me again if you don’t feel better in two or three days.

OK, I will. Thank you.

長めの文章なんですが、次の質問で、ほとんどがダミー情報になります。「そもそも系リスニング」の怖いところです。

Question : Where are they talking?

どこで彼らは話していますか。

途中サッカーの話が出てきます。しかも選択肢には「スタジアム」が出てくるのでだまされた受験生も結構いたのかもしれません。正答率53.5％でした。

「出題後半に出てくる長めのリスニング問題」で「対話文の場合」には、「そもそも系がくるかも」っていう心構えはしておいた方がいいでしょうね。

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