働きバチだって鬱になる


情報化された近代産業のもとで、人間たちの改良が急速に進められた。効率よく利潤を生み出す人間の品種が、一種のスキルとして極端なまでに均一化した。

生物学的に見ると、非常に危険な状況である。


均一な系は、ちょっとした病気や変化によってたちまち破綻をきたす。


一方、人間たちは電車に詰められ、長距離輸送され、各社で使い捨てにされる。生態を無視した行為は、重大な撹乱要因となる。



これはローワン・ジェイコブセン『ハチたちはなぜ大量死したのか』について分子生物学者の福岡伸一ハカセが解説した一説を書き換えました。



働きバチの話とわかって読んでいても、人間と置き換えてしまうんだよなぁ



正解はコチラ

◼工業化された近代農業のもとで、ハチたちの品種改良が急速に進められた。効率よく受粉作業をこなすハチの品種が、一種の農具として極端なまでに均一化した。生物学的に見ると、非常に危険な状況である。均一な系は、ちょっとした病気や変化によってたちまち破綻をきたす。一方、ハチたちは箱詰めにされ、長距離輸送され、各地で使い捨てにされる。生態を無視した行為は、重大な撹乱要因となる。◼

©福岡伸一ハカセ『ルリボシカミキリの青』より

 

生物学的視点重視・身体重視のかまなびは、AM9:00~PM5:00の間に健康的な夏の学習を行っています(休憩は30分が2回、昼休み60分が1回昼寝付き!)。