鎌ヶ谷中学 1学期中間テスト分析(理科)


鎌ケ谷中学の中間テストが終わりました。

テストが終わった直後、皆声を揃えて「理科が難しかった!」
と散々嘆いていましたね…。
 
かまなび(塾)では問題を解けていたはずなのに
いざテストになると力を発揮できない…
勉強したのに、成果が出ない。これほどやる気を失うことはありませんね。
同じ轍を踏まないために、今回の問題を分析して、次に備えたいところです。
 
え?でも、次の試験に天気は出ないよ?(中3)という子がいるかもしれません。
分析とはそうではありません。先生のくせを見つけて、対策しないと次に繋がりませんから。
 
さて、今回のテストから見えてくるテストの特徴ですが、
鎌ケ谷中学は満遍なく正確な知識を確認しようという意図がくみ取れます。
 
どこからそれが読み取れるかと言うと、
「満遍なく」は問題数出題パターン
「正確な知識」は完答問題の多さからです。
 
一つずついきましょう。
満遍なくというのは、主に出題パターンのことを指します。
世の中には色々なワークがあるわけですが、「標準レベル」をうたう
問題集(塾のものも含む)には大体載っている問題が出題されていました。
例えば、大問1や2の湿度を求める問題
飽和水蒸気量のグラフから湿度を求めなさい。
飽和水蒸気量の表から湿度を求めなさい。
それから、温帯低気圧の南に伸びる2本の前線の名前
天気図から季節を読み取る問題などなど…
 
こういったものを満遍なく出すとどういうことが起きるのか。
ひとつは問題数が増えます。当然、解き終わらないんじゃないか、という焦りによる見落としによる減点が増えます。
もう一つは、計算ミスです。焦って計算しようとして、理科では小数の割り算ミスが激増します。(計算法については別の記事で)
 
さて、これらの解決策の前に、もう一つの分析を
「正確な知識」が求められている。というのはどこをみればわかるのか。
それは、解答用紙(もしくは配点)です。
 
今回模範解答を見た時は、完答多すぎるのでは?と思いました…
数えてみたら完答問題だけで22点ありました。
 
こりゃ曖昧な知識で臨んだ子はかわいそうなことになりますよ。
曖昧な知識をあーでもないこーでもないと考えて時間を使った挙句
バツ
になるんですから。
こういうテストでは何が起こるのかというと、
言わずもがな、大量失点(全部間違ってたらその時点で78点以下が確定)と時間のロスです。
必然的に平均点は低くなる傾向があります。
 
まとめると、鎌ケ谷中学の理科のテストでは
①正確な知識
②出題パターンの網羅
③計算ミスを防ぐ
④見落としをなくす
⑤これらを早くやる
 
ことが必要だとわかります。これって、当たり前のように見えて
とても難しいことですよね。そう、生徒たちの感触通り
鎌ケ谷中学の理科のテストは難しい
です。対策なしに突っ込んでもダメです。
期末テストへ向けてどう勉強すべきなのか。
長くなってしまったので次回にまわします。