東京を憧れなくなった


日本は島国の辺境で良かったんだなというようなことが、内田樹先生の『日本辺境論』に書いてあって、その流れで鎌ケ谷も辺境で行けばいいんじゃないかということが話題になりました。

 そう言えば、僕が学生の頃は東京の文化に憧れるようなことがあったわけです。

 

 東京の文化にアクセスしている人はカッコいいみたいに思っていました。1990年代の話です。

 

 原宿・渋谷に出向かないと、最先端の音楽やファッションにアクセスできなかったからです。タワーレコードが渋谷にしかなかった頃です。

 

 

 

 

←1995年の『東京ストリートニュース』

それが今では、音楽はネットで買えてしまいますし、タワーレコードは地方都市ならどこにでもあります。

 

 そういうわけだからか、最近の中高生達は東京に行かなくなったようですね。地方で事足りてしまうことが多くなったからです。

 

 反対に最近では「あまちゃん」などのように地方色を出していく方が「いいね」ということになってきました。ご当地キャラとかもたくさんいます。フナッシーのように地域のキャラが全国区になってしまう逆転現象まで起こるようになっていますね。

 

 つまり、ローカル・辺境に徹する方がいいという流れです。

 

 宮崎駿監督も「日本の子ども向け」にアニメを作っていたのが「世界的な評価」を受けることになりました。

 

 そう考えると、鎌ケ谷もローカルに徹した方がよいのかもしれませんね。下手に他の地域を真似したり、後追いしたりする方が危なかったりします。最近はイオンやヨーカドーが進出し、周りの地域とあまり変わらない地域になってきているのは心配なところです。